浦和がレアルを倒せば激突?クラブW杯のグレミオはドローンも武器 - サッカー魂

浦和がレアルを倒せば激突?クラブW杯のグレミオはドローンも武器

浦和がレアルを倒せば激突?クラブW杯のグレミオはドローンも武器 2017/12/4(月) 17:22配信 webスポルティーバ 浦和がレアルを倒せば激突?クラブW杯のグレミオはドローンも武器 ラヌスを破り、リベルタドーレス杯を掲げるグレミオの選手たち photo by Getty Images  U−23代表がリオ五輪で優勝し、フル代表が2018年W杯南米予選で圧倒的な強さを発揮して首位通過したのに続いて、ブラジルサッカー復活を印象づけた今年のコパ・リベルタドーレス制覇だった。

【写真】理想のミシャ&現実の堀。浦和レッズのアジア制覇は指揮官2人の合作

 11月22日、ブラジル南部の都市ポルトアレグレで行なわれた決勝第1戦。グレミオは昨年のアルゼンチン王者ラヌースの堅牢な守備に苦しめられた。

 前半は高い位置からのプレスによってパスワークを封じられ、逆にカウンターから2度の決定機を作られたが、これはGKマルセロ・グローエのファインセーブによってかろうじて救われた。

 後半、ラヌースは主として深い位置で守備ブロックを構築し、グレミオは明らかに”ボールを持たされている”状態。決定機を全く作れず、時間ばかりが過ぎていった。ようやく83分、右からのクロスを頭で折り返したボールに途中出場のMFシセロ・サントスが反応して左足で蹴り込み、これが決勝点となった。

 だが、地元観衆がホームチームを常軌を逸した熱意で応援し、相手チームへすさまじいプレッシャーをかける南米では、ホームが圧倒的に有利。グレミオのホームでの1点差勝利など、アドバンテージのうちに入らない。試合内容からみても、第2戦をホームで戦うラヌースの方が優勝に近いと思われた。

 そして11月29日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外で行なわれた決勝第2戦。スタンドは4万人の地元サポーターで超満員となった。試合開始の1時間以上前から総立ちで、腕を振り回して野太い声でチャントを歌い続け、グレミオ選手は身の毛がよだつような恐怖にも似た感情に襲われたはずだ。

 ところが、いざ試合が始まると、主導権を握ったのはグレミオの方だった。まるで第1戦のラヌースを見習ったかのように、高い位置からの強烈なプレスで相手の攻撃を封じると、危険極まりない高速カウンターを繰り出す。

 前半27分、ピッチ中央で快速左ウイングのフェルナンジーニョがラヌース選手のパスをインターセプトし、ドリブルで30m以上を疾走。ペナルティエリアに入ったところで左足を強烈に振り抜き、ニアサイドに突き刺した。さらに42分、左サイドでパスを受けたMFルアンが、パスを出すと見せかけてドリブルで突き進み、シュートフェイントでDF2人を一気に置き去りにすると、飛び出してきたGKの肩口を抜く華麗なループシュートを決めた。

 後半はラヌースも必死に反撃。72分、FWラウタロ・アコスタがゴール前でグレミオDFに倒されてPKを獲得すると、これをCFのホセ・サンドが決めた。しかし、グレミオの選手は精神的に逞(たくま)しく、失点にも動じない。83分にはMFラミーロが退場処分を受けて数的不利となったが、粘り強い守備でラヌースの猛攻を耐え抜き、2−1で勝ち切った。 前へ12次へ 1/2ページ

<画像検索>
■検索ワード
▼画像サイズをえらんでください。
すべて
※1 カタカナは全角、英語は半角で入力した方がヒットしやすいです。
※2 キーワードを複数指定したい場合は半角スペースで区切ってください。
ページ 


1.ニュース一覧へ
0.サッカー魂TOP

Copyright(C) サッカー魂 soccer-soul.net 2012 All Rights Reserved