スペインの知将がハリルに提言。「大迫、岡崎の2トップでいくべきだ」 - サッカー魂
スペインの知将がハリルに提言。「大迫、岡崎の2トップでいくべきだ」
スペインの知将がハリルに提言。「大迫、岡崎の2トップでいくべきだ」 11/9(木) 8:10配信
W杯アジア最終予選では先発出場の機会を減らしていた岡崎慎司 photo by Fujita Masato ミケル・エチャリが語る「ハリルジャパンの課題」(後編)「日本のロシアW杯アジア最終予選そのものは、決して悪い流れではなかった。昨年のオーストラリア戦、サウジアラビア戦などは狙いが見えていた。戦術的な熟成の気配があった」
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ハリルジャパンのW杯予選を全試合スカウティングしてきたミケル・エチャリは、一定の評価を与えてから、こう苦言も呈している。
「ところが、今年に入ってからのチームは進化が止まってしまった。スペースを支配するバランスが崩れ、相手につけ入られるようになっている。とりわけ中盤の選手が軽率にポジションを離れ、バランスを壊している。たとえばハイチ戦の3失点は、それがテスト的な意味合いの試合であったとしても、反省すべき材料と言えるだろう」
シャビ・アロンソやウナイ・エメリなどの名選手、名指導者に大きな影響を与えた「スペインの名伯楽」エチャリは、日本代表の未来をどう見ているのか。その予測は南アフリカW杯、ロンドン五輪、ブラジルW杯でも的中してきた。ポジションごとの分析を続けながら、彼は最後にひとつの「提言」をしている。
◯ボランチ
「ボランチは長谷部誠を中心に、山口蛍、井手口陽介という選択肢になるだろうか。遠藤航はまだ戦力として計算できないだろう。ベテランの今野泰幸も同じだ。
日本の中盤に関しては長谷部抜きには語れない。長谷部はドイツでもスカウティングしたことがある選手だが、とてもクレバーでフットボールを知り尽くしている。守備ではどのタイミングでセンターバックを補強するようなポジションを取ればいいか知っているし、攻撃では迅速にビルドアップのためにボールを受けるポジションを取り、簡単に周囲を使える。無理をしてポジションを留守にして相手につけ込まれることもない。戦術の軸となって、チームを動かせるMFだ。
山口も井手口も、長谷部と組んだときは決して悪くはなかった。しかし、2人は長谷部なしでは苦しいだろう。
山口はロンドン五輪前から見ているが、ポテンシャルは高いものの、正しく成長していない。相変わらずポジションを動かしすぎて、カバーを忘れてしまう。高いレベルでは惨事になる。井手口は今年のオーストラリア戦では素晴らしいミドルシュートを決めた。攻守に積極的で、キックに特長のある選手だろう。しかしポジショニングは甘く、その後の試合はまったく存在感を示していない」
◯サイドアタッカー
「サイドアタッカーでは原口元気がチームの中心になれる力を持っている。また、乾貴士は守備も身につけ、高いクオリティの選手になった。この他に久保裕也、本田圭佑、浅野拓磨らが候補になるのだろう。 前へ12次へ 1/2ページ
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